船舶って検査だけでもいっぱい!種類と目的をまとめます

自動車のオーナー様にあっては二年ごとに必要になる車検などがお馴染ですが、船舶を所有するときも同様に検査が必須になります。自動車の場合は法令上の保安基準を満たしているかを定期的にチェックする趣旨で車検が義務付けられていますが、船舶の場合は同じ検査でも意味合いが大きく異なってきます。

船舶のセルフ修理を行う人道路上で自動車に不具合が生じても、普通の黄道上では身体の危険にまで発展する事態は比較的まれです。スキルがあればセルフ修理で急場をしのぐことも可能です。これに対して水上では不具合が発生すると現場修理をすることは困難で、即遭難などのリスクに直面することを意味します。このような水上、とりわけ海上における遭難の危険性を配慮して、船舶については天候の急変や波浪などの厳しいコンディションにさらされても十分に耐えうるものであることと、万が一遭難しても人命の確保を可能な限り高めることが出来るように救命や消防設備の充実が法令上要求されています。

その点をチェックするのが定期検査や中間検査、そして臨時検査などになります。これらの分類は検査を実施する時期に着目した分類です。まず定期検査ですが、初めて船舶を運行させるときに、あるいは検査証書の期間が満了した時期に必要とされることになります。定期検査は初回登録時を除くと、時期的には一般の小型舟では6年ごとに繰り返す必要があるのです。

総トン数が2トン以上5トン未満で旅客定数が13名以上になると定期検査の時期は5年に一回になります。いずれにおいてもその中間期間にあっては中間検査が必要になります。定期検査は比較的長期的なタイムスパンを取るので、期間満了前に不具合が発生するリスクに対応するのは困難です。そこで中間の時期を見計らって中間検査を受けることで、安全な海洋交通を確保することが義務付けられています。

これらの定期的な検査には3ヶ月ないし6ヶ月の受験時期が設定されており、その期間内に基準を満たせば合格することが叶います。これに対して臨時検査は必要が生じたタイミングで、その都度実施されるものです。典型的なのは改造や改修、不具合の修理工事などや設備の新調が実施されたときに行います。

船舶の修理や改造などが実施されると、運行上無視できないリスクを抱え込む可能性が否定できません。そのため機関主要部や復元性や操縦性に重要な影響を与えるような修理や改造などが行われたときに、臨時検査で安全性をチェックするわけです。